店長日記

魚占(土堂店)

こんにちは!店長の魚谷です。
愛情をふんだんに与えた大地の恵み。一日三度も来る楽しい食事のひと時を彩り豊かに飾ってみませんか?

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国際グラフ(9月号)に掲載されました



 
藤波辰爾氏と記念撮影


  国際グラフ(9月号)に掲載されました。

味にこだわる手作り天ぷらひと筋。インターネットで全国にも発信

(インタビュアー:藤波辰爾 X 魚占商店代表:魚谷博志)



(藤波)
こちらは天ぷらの製造卸を手掛けておられる専門店と伺 って参りましたが、ご創業されたのはいつ頃ですか。


(魚谷)
父の代の創業で、もう五十年ほど前になります。もとも と私は後を継ぐ気はなく大学を出てからは大阪の会計事務所に勤務していたのですが、三十 歳くらいの時に戻ってきて当店を引き継ぐことになりました。
天ぷら屋の仕事というのは夜中の二時に起きて、朝十時頃までに大体仕事が終わります。そ れは揚げたてのおいしさを味わって頂くために作ったものをその日の朝のうちに市場やスー パーの開店時間に合わせて配って回るからなのですが、それまでの夜型の生活から完全な朝 型の生活に180度転換しましたね。お蔭様で尾道市内のほとんどのスーパーに当店の天ぷ らを置いて頂いています。


(藤波)
様々な種類の天ぷらがあると思いますが、人気の商品は 何でしょうか。


(魚谷)
玉ねぎとにんじんの千切りを入れた野菜天が一番人気で 、特に女性のお客様に好評です。他にごぼうを入れたごぼう天、歯応えがいい白天などが定 番ですね。
それらに加え当店ならではの商品としては柿の形になぞらえた柿天、ゆで玉子一個が丸々入 った金丸もお勧めです。桜天と言ってうずら玉子の入ったものはよく見掛けられると思いま すが、この大きさにはちょっと驚かれる方も多いのですよ。


(藤波)
やはり品質にはこだわりを持っていらっしゃるのでしょ うね。


(魚谷)
そうですね。当店の天ぷらはほとんど、手作業で作った ものです。平天は形成機を使用していますが、玉子は自分で煮ますし棒天も手巻き、落とし 揚げも団子を握って1つずつ油に落として揚げています。熟練の技と言いますか、慣れない となかなかできない作業だと自負しています。
手作りなので味は毎日微妙に変わりますし、加減しながらおいしさを追及しなければならな いので敢えて材料を計ったりするなどのマニュアル化はしていません。


(藤波)
手間暇を掛けられているのですね。


(魚谷)
原料のすり身にする魚の収穫期は年に二度あり、地域に よっても善し悪しがありますので慎重に吟味して選んでいます。
この原料のすり身に野菜などを混ぜたり調味したりしていくのですが、最初に塩を加えない と粘り気が出ません。また、混ぜている間に温まってしまうと質が落ちますので氷で冷やし ながら混ぜていくのですが、季節に応じて微妙に氷の量を加減していく必要があります。更 に揚げる時も揚げ過ぎるとすり身が固くなって食感が悪くないますし、最後まで気が抜けな い作業です。
では、藤波さんもぜひ一度、召し上がって頂けますか。


(藤波)
早速頂きます ― 何だか懐かしい味がしてとてもおい しいですよ。昔はよくおやつ代わりに天ぷらを食べたものです。


(魚谷)
年配の方にはファンが多いのですが、若い人はあまり天 ぷらを食べなくなりましたね。
でも召し上がって頂けたら「おいしい」と言ってもらえる自信はありますし、規模の小さな お店だからこそ量ではなく質にこだわっています。つなぎはほとんど使用せずに品質のいい 天ぷらで勝負したいと考えています。


(藤波)
現代は味にこだわる時代です。魚占さんの姿勢は若い人 にもきっと受け入れられると思います。


(魚谷)
ありがとうございます。天ぷらは基本的に何でも入れら れるので見た目と食感さえ考えれば、色々とチャレンジの幅は広いと思います。
既に春はたけのこやグリンピースなど季節の味覚を楽しむオリジナル天ぷらを作っています が、なかなか好評を博しているようです。
若い人に受け入れられるもの、目先の変わったもの、季節感のあるものなど新商品も開発し てファンを広げていくのも今後の課題と言えますね。また、食べ物商売ですから何よりも信 頼が一番重要だと肝に銘じ、私と家内を入れて六人のスタッフ共々異物の混入や衛生管理に は細心の注意を払って製造しています。


(藤波)
地域に根強い人気のお店ですが、全国展開などは考えて おられるのですか。


(魚谷)
ええ、実は最近ホームページを立ち上げて全国発送を始 めたところです。もともと地域の方が贈り物として利用されることも多くそれを召し上がら れた他府県の方からご注文頂くというケースもありました。そこでインターネットを通じて もっとたくさんの方に当店の天ぷらの味を知ってもらおうと考えたのです。
これからも「尾道の天ぷらと言えば魚占」と全国の皆様に認めて頂ける存在になれるよう頑 張っていきたいと思います。


(藤波)
ますますのご活躍を期待しています。本日はおいしい天 ぷらをごちそうさまでした。






以上 国際グラフ様 9月号より転記させて頂きました